こんにちは。むとーです。
みんなが知ってる「楽天カード」。あなたは持っていますか?
今や、生活の様々なシーンに入り込んでいる楽天サービス。あなたもいつの間にか楽天エコシステムと呼ばれる巨大な経済圏に取り込まれているかもしれません。
楽天カードは楽天サービスを利用する際に、ちょっとずつうるおいを得るために必要となるクレジットカードです。
では、いってみましょう!
楽天市場カードの特徴
楽天カードとは
楽天カードは、国内信販株式会社が2005年から発行を開始したクレジットカードです。現在は楽天カード株式会社が発行しています。
楽天カードマンでお馴染みの楽天カードは、積極的な広告戦略と高額な入会キャンペーンポイント、主婦や学生でも発行しやすいという特徴を生かしサービス開始以降見る見るうちに発行枚数を伸ばしました。2018年1月時点で1,500万人の会員数を誇ります。
基本情報
カード種類・年会費
カード種類
楽天カードの国際ブランドはJCB/VISA/MasterCardの3種類になります。
国際ブランドで「VISA」を選択している人は、もう1枚追加で楽天カードを持つことができます。「JCB」または「Mastercard」のいずれか1種類を選択できます。1枚目の楽天カードとして「JCB」または「Mastercard」を選択した人は追加発行することはできません。
年会費
発行手数料・年会費とも無料です。
家族カード
全ての国際ブランドで家族カードの発行が可能です。本会員と同様のサービスを受けることができ、発行手数料・年会費ともに無料です。本会員1名につき、5枚までの家族カードを発行できます。
ETCカード
いずれの国際ブランドもETCカードを発行できます。発行手数料は無料ですが、楽天会員のランクによって年会費が発生します。「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」は無料ですが、それ以外は540円の年会費がかかります。
還元率・ポイント利用方法・ポイント有効期限
楽天カードの利用によって「楽天スーパーポイント」が還元されます。
通常利用に対する還元率
1ヶ月の合計利用金額に対し1%還元されます。還元されるポイントのうち1ポイントに満たない少数点以下は切り捨てられます。
楽天カードは一部の公共料金、携帯電話・固定電話、新聞購読料の支払いにも対応し、もれなく1%のポイント還元を受けられます。
電子マネーチャージに対する還元率
うるおい生活を送る上で、電子マネーチャージに対してポイントが還元されることはとても重要です。
楽天カードの電子マネーチャージに対する還元率は以下のとおりです。
JCB/VISA/Mastercard | ||
---|---|---|
電子マネー | 対応状況 | 還元率 |
モバイルSuica | 〇 | 0% |
楽天Edy | 〇 | 0.5% |
nanaco | 〇 | 0% |
WAON | ✖ | ー |
楽天カードを利用して電子マネーにチャージした場合、ポイントが還元されるのは楽天Edyのみです。
国際ブランドによる電子マネーチャージの違いはありませんが、Mastercardブランドのみ「auWALLET」にチャージ可能です。
ポイント利用方法
楽天スーパーポイントは1ポイント=1円として、各種楽天サービスに利用することができます。
楽天から展開されているサービスは、「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」等、70を超え、その多くで楽天スーパーポイントを利用することができます。
楽天スーパーポイント1ポイント=楽天Edy1円分に等価交換できます。その逆も可能です。
ただし、楽天Edyから楽天スーパーポイントに交換したポイントの有効期限は6ヶ月なので注意しましょう。
楽天証券の投資信託にも楽天スーパーポイントを利用できます。余っているポイントを使って投資ができてしまいます。
また、2018年9月から楽天カードの支払いに楽天スーパーポイントを使用できるようになります。
特筆すべきは、ポイントで支払った分に対しても楽天スーパーポイントが還元されることです。
例えば、通常10万円の支払いに対し現金で支払うと、1%である1,000ポイントが還元されます。このときに10万円分全てをポイントで支払っても同じく1,000ポイントが還元されるのです。
楽天市場で買い物をする際に、楽天スーパーポイントで支払った分にはSPUのポイントは還元されません。しかしながら、楽天市場での買い物を楽天カードで支払いSPUをゲットしつつ、楽天カードの支払いを楽天スーパーポイントにすることで、キャッシュアウトなしにSPU分のポイントを得ることができるのです。
1ヶ月の支払いに使用できるポイント数は、楽天会員ランクによって異なります。
ダイヤモンド会員は驚きの50万円分ですが、その他ランク会員は10万円までです。
他には1楽天スーパーポイント=0.5ANAマイルとしてポイントを移行することができます。
ただし、このポイント移行には罠があり、1ヶ月の移行可能ポイントが20,000楽天スーパーポイントに対し、1日1回1,000ポイントまでしか交換することができません。20,000ポイント分を全てマイルに移行するには20日間かかることになります。ほとんど嫌がらせですね。
注意することとしては、ポイントのEdy、ANAマイルへの移行、楽天カードの支払い、投資信託の購入には、入会キャンペーン等でもらえる期間限定ポイントが利用できないことです。
ポイント有効期限
楽天スーパーポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した日から1年間です。
ポイントを獲得する機会が多い楽天スーパーポイントにとって、実質無期限のようなものになります。
付帯機能
楽天カードには、楽天Edy、楽天ポイントカードの機能が付帯しています。
楽天Edy
楽天Edyは事前にお金をチャージするプリペイド型の電子マネーです。
楽天Edyでの支払い時に200円(税込み)ごとに好きなポイントサービスに1ポイント貯めることができます。選択できるポイントサービスは、「楽天スーパーポイント」「ANAマイル」「Pontaポイント」等12種類です。
楽天Edyを使えるお店は、「セブンイレブン」「ローソン」をはじめとするコンビニエンスストアの他、スーパー、ガソリンスタンド等全国55万か所にも及びます。
数は少ないですが、椿屋珈琲店をはじめとするポイントプラス加盟店で利用すると、200円につき2ポイント貯まります。
楽天ポイントカード
楽天ポイントカードは「楽天ポイントカード加盟店」(マクドナルド、ミスタードーナツ、ツルハドラッグ、出光等)で楽天スーパーポイントを1ポイントあたり1円として利用することができる共通ポイントカードです。
カードの提示により200円につき1ポイントが付与されます。
このカードの素晴らしいところは、キャンペーン等で付与される「期間限定ポイント」を利用できることです。利用期限の迫った少額のポイントを消費するのにとても役立ちます。
その他
楽天カードには他にも以下のような特典があります。
SPU(スーパーポイントアップ)による楽天市場での買い物還元率アップ
楽天市場でのお買い物に楽天カードを利用すると、楽天市場の還元ポイント1%+楽天カードの還元ポイント1%に加え、ポイント還元率が+1%されます。
街のポイント加盟店サービス
ENEOS、てもみん、エースコンタクト等、街のポイント加盟店で楽天カードを利用することで、通常1%のところポイントが2%~3%還元されます。
また、不定期にキャンペーンを実施しており、ローソン等での利用でポイント還元が倍になることがあります。
飲食店での利用でポイント還元率アップ(Rakoo)
Rakooというサービスからキャンペーンにエントリーし、飲食店での支払いに楽天カードを利用するとポイント還元率がアップします。
対象の店舗は限られますが、飲み会等の高額な支払いに対する還元率が2倍、3倍になります。
対象の店舗は、コロワイドグループ(居酒屋北海道、甘太郎等)や庄やグループ等になります。
海外旅行傷害保険
旅行傷害保険が付帯しています。引受会社は安心の「三井住友海上」です。
付帯条件は「利用付帯」となっています。保険金額は以下の通りです。
保険種類 | 担保項目 | 保険金額(限度額) |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 死亡 | 2,000万円 |
後遺障害 | 2,000万円 | |
傷害治療費用 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 200万円 | |
賠償責任限度額 | 2,000万円 | |
携行品損害限度額 | 20万円 | |
救援者費用限度額 | 200万円 |
利用付帯ではありますが、年会費無料のクレジットカードとしては充実した保険内容になっています。
ただし、海外での治療費用は高額になるため、このカードだけでは心許ないところがあります。補償額が充実した他のクレジットカードも一緒に持っていくか、別途海外旅行保険に加入しましょう。
海外旅行にうれしい優待サービス
海外旅行にうれしい以下のようなサービスを利用することができます。
- 海外レンタカー10%off
- 携帯電話・wifiルータレンタル20%off
- 手荷物宅配優待サービス(300円まで)
- 楽天カード会員専用ラウンジの利用(ハワイ・ワイキキ)
楽天カードのメリット
- 楽天ふるさと納税に対しポイントが還元されること
- SPUにより楽天市場でお得に買い物できること
- キャンペーンを利用することで大量のポイントをゲットできること
1.楽天ふるさと納税に対しポイントが還元されること
えーと、どちらかというと楽天市場のメリットですね。
でも、これってすごいことだと思います。ただでさえお得なふるさと納税に対して、クレジットカードのポイントだけでなく、楽天市場のポイント+キャンペーンのポイントまで付与されます。
2016年くらいまでは、ふるさと返礼品自体が10%ポイント還元とかいう訳の分からないことになっていました。
さとふる等の専門サイトと比べると、扱っている自治体が少ないですが、様々なキャンペーンと組み合わせることで20%近くのポイント還元を得られてとてもお得です。
2.SPUにより楽天市場でお得に買い物できること
2018年3月まで、楽天カードを保有するダイヤモンド会員はSPUにより楽天市場の買い物に+2%のポイントが還元されていました。
現在は会員ランクに関わらず+1%です。ダイヤモンド会員の人にとっては改悪ですが、代わりに楽天カードの引き落としを楽天銀行にすると+1%のポイントがもらえます。
3.キャンペーンを利用する事で大量のポイントをゲットできること
楽天カードだけでなく、楽天系サービスでは様々なキャンペーンを開催しています。これらを上手に利用すると、大量のポイントがゲットできます。
楽天系サービスの初回利用でポイントをもらえたり、エントリーするだけで街中での還元率が2倍になったりします。
CMでもお馴染みの「楽天スーパーセール」では、楽天市場に出店している店舗で半額セールが行われたり、ポイント還元率がアップしたりします。
さらに、複数の店舗を買い回ることでセール期間中の還元率が増加していったり、時間帯によっては還元率が+1%されたりと、ガンガンポイントが貯まります。
また、1ヶ月に1回程度、楽天Edyへのチャージに対し2%のポイントが還元されます。
これにより、楽天カード自体の楽天Edyへのチャージ還元率0.5%+キャンペーンポイント2%=合計還元率2.5%となり最強の電子マネーチャージャー「リクルートカード」の倍以上の還元率となります。
楽天カードのデメリット
- 大量のメールマガジンが送られてくること
- 期間限定ポイントの使用期限が短いこと
- ついつい楽天サービスを利用してしまうこと
1.大量のメールマガジンが送られてくること
これは楽天カードのデメリットというよりも、楽天系サービスのデメリットです。
楽天サービスのキャンペーンに申し込んだり、楽天市場での買い物時にメールマガジンを受信しない設定にしなかったりすると、スパムメールのように送られてきます。
楽天サービスからのメールは全て迷惑メールフォルダに振り分けたいところですが、中にはお得な情報もあるのでたちが悪いです。
キャンペーン申し込み→メルマガ購読解除→キャンペーン申し込み→メルマガ購読解除…のエンドレスループ。なんとかなりませんかね…
2.期間限定ポイントの使用期限が短いこと
楽天カードでキャンペーンをこなしていくと、大量のポイントをゲットできます。
キャンペーンで得られるポイントは、その多くが期間限定ポイントで利用用途が限定され、使用期限が1ヶ月~2ヶ月と短いことがほとんどです。
キャンペーンによっては、ある月の15日に付与されたポイントの使用期限がその月末だったりすることもあります・・・
しかしながら、期間限定ポイントは店舗数46,000店、商品数2億6,000万点を誇る楽天市場で使用できますし、なんといっても楽天ポイントカードを提示すれば、マクドナルドやミスタードーナツといった街中のお店で現金のように使うことができるので使い道がない!ということにはならないでしょう。
ただし、使用期限日にあせって必要のないものを買ってしまったり、ポイントを失効させてしまったりしないよう注意してくださいね。
3.ついつい楽天サービスを利用してしまうこと
「ポイントが10倍還元される!」「このサービスを利用すると楽天スーパーポイントが貯まる!」
こんな言葉に誘われて、ついつい楽天サービスを利用してしまったことはありませんか?
むとーはあります。よくやります。
楽天は、楽天スーパーポイントという共通ポイントを軸に様々なサービスを展開し、「ポイントが貯まること」「ポイントを使えること」という分かりやすいメリットを前面に押し出すことで、ゆるやかにユーザーを囲い込んでいくというビジネスモデルを築いています。
私たちユーザーにとって、この楽天経済圏と呼ばれるポイントプラットフォームの中に生活の軸を置くことは、普通に生活するよりも確かにお得です。
一方で、本当にお得なものを見逃してしまう可能性があるというデメリットもあります。
まとめ
楽天カードのクレジットカードとしての機能を見た場合、「通常利用の還元率が1%」「年会費完全無料」「還元されるポイントが使いやすい」等、普通に高機能です。これだけでも十分持つ価値があります。
さらに、各種楽天サービスを利用し、キャンペーンをうまく活用することでその価値を高めることができます。
楽天経済圏で生きていくなら必須の一枚でしょう。
むとー家では、年末年始に美味しいものを食べるために毎年12月に開催される楽天スーパーセールで一気にふるさと納税を行います。さらに還元率を高めるため、店舗を買い回り、キャンペーンにエントリーし、サービスを利用します。
その結果、2016年12月の楽天スーパーセールでは、約12万円の利用額に対し3万ポイント近い楽天スーパーポイントを得ることができました。
そのうち9万円程はふるさと納税によるものなので、実際の支出は3万円程度となり、ほとんどがポイントとして返ってきたことになります。
いやー、楽天の術中にはまっていますね。
うるおい生活を送るには、ポイント還元率に振り回されずに自分に必要なものを選択していく必要があります。
あなたも自分に合った利用方法を見つけ出し、このカードのメリットを存分に引き出しましょう。
楽天カードを持つことによる生活うるおい度は
★★★★★:絶対おすすめ!!!
★★★★☆:かなりおすすめ!!
★★★☆☆:おすすめ!
★★☆☆☆:人によってはおすすめ
★☆☆☆☆:うーん・・・・・・
楽天カードのお得な入会方法
通常、このカードはWebから発行します。入会キャンペーンがあり、条件を満たすことで5,000円~8,000円分のポイントが付与されます。
入会キャンペーンでもらえるポイントは、期間限定ポイントとなり楽天Edyへの交換等ができません。また、使用期限が短いので注意しましょう。
楽天系のサービスで利用するもよし、楽天ポイントカードを提示して街中で使うもよしです。
ポイントサイトを経由することで、さらにポイントを得ることができお得になります。
楽天カードの公式ページはこちら
あなたの生活にうるおいを。ではでは